野菜栽培はどのような土地でもある程度は
栽培できますが、土質が悪かったり、必要な栄養素が土分に含まれていないと健全な生育が望めません。
今まで野菜を栽培していない土地からとなると良い土作りには何年もかかってしまいます。
新しい土から始める場合は腐葉土やふかふか堆肥をたくさん施す必要があります。
それを何年も続けていけば次第に黒っぽい土になり、
酸素を多く含んだ団粒構造のふかふかの土になってきます。
有機肥料をたっぷりと施していけば土の中で多くの微生物も活動するようになります。
ミミズも見られるようになってきたらよい土になってきている証拠です。
畑が広いと堆肥に費やす経費は相当になってしまうので自然の資源(枯葉、枯れ草)を利用することや
毎日でる生ゴミなどを堆肥に作ったりと工夫しましょう。
野菜がよく育つかどうかは土作りにかかっているとよく言われます。
【 基本的な土作りの作業 】
<1.雑草やゴミ、石を取り除く>
耕す前に菜園の雑草を根から掘り起こして除去し、ゴミや石なども除去しましょう

<2.よく耕す>
できるだけ深く掘り起こし細く砕きましょう。毎年晩秋から冬の寒い季節にやれば殺菌、殺虫にもなります。
野菜の栽培の成功のポイントは土作りです。
今まで野菜栽培をしていない土地で栽培を始める場合は
野菜栽培に適した土作りをしていく必要があります。以前から
野菜栽培をしていた畑や庭は連作障害を防ぐためにも深く耕し土壌を改良していく必要があります。
はじめに雑草が生えているので雑草を掘り起こし除去します。
大き目の石も取り除きます。次にクワやスコップなどを使って
深く掘り起こします。耕作は年に一回1月〜2月ごろの厳寒期に行えば
土の中の病害虫の駆除にもなります。
プランタ栽培での土作りはできるだけ毎回新しい土を入れ替えましょう。
以前使っていた土でそのまま栽培すると病気や害虫などが土の中に
残ってしまうことと連作障害がでやすくなります。
同じ土でやる場合は硬くなった土をよく掘り起こし残っている根をよく除去します。
そこに新しい土や土壌改良剤を加えたりして改良し柔らかくふかふかな土にして栽培します。
<3.酸性土壌を中和させる>
PH6.0以下の酸性土の土は苦土石灰か消石灰を施し中和させます。
石灰を撒く時に一緒に肥料を施すと化学反応が起こすので避けます。
日本は雨が多いので土の中にあるアルカリ成分が流されて
酸性土壌の傾向があります。そこで栽培の前に土の酸度を中和させる必要があります。
中和させるものとして苦土石灰や消石灰を使います。

<4.土質に応じた土改良剤を施す>
排水が悪い土地は砂や腐葉土、ふかふか堆肥を多く施す。排水が良過ぎる土地には逆に粘土製の土と
腐葉土、ふかふか堆肥を多く施こしましょう。
畑や庭の土を耕し柔らかくしてもそのままではすぐ硬くなってしまうので
堆肥をたっぷりと入れる必要があります。代表的なものでは腐葉土がありますが、
他に土壌改良と施肥を目的とした牛糞堆肥などもたっぷりと全体に
施します。そうすることにより、通気性、保水性、保肥性、が高まります。
そのようにして微生物が多く発生し野菜作りに適したふかふか土壌にすることができます。

<5.ウネを作る>
・ 排水が悪い土壌や底が浅い畑はウネを高くしましょう。
・ 排水が良すぎる土壌や底が深い畑はウネを低くします。
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